こんにちは。

株式会社英 -はなぶさ-プロタイムズ板橋徳丸店 スタッフです。

 

「築20年の我が家は水害に耐えられるのか…家族を守るための対策が分からない」という不安を抱えていませんか？

 

この記事では、板橋区特有の水害リスクを踏まえた実践的な対策から、豪雨後の点検方法、信頼できる地元業者の選び方まで詳しく解説します。家族の安全と住宅の資産価値を守るために必要な情報がすべて揃っています。

 

板橋区内の危険エリアの把握から始め、ご自宅でできる点検方法、そして予算に応じた効果的な対策工事まで、家族の安全と住宅の資産価値を守るために必要な情報をすべて網羅しています。

 

1. 板橋区の水害リスクを“家目線”で整理

板橋区では荒川の氾濫や集中豪雨による内水氾濫、土砂災害など複数の水害リスクがあります。どのリスクが自宅にどう影響するのか、家族の安全を守るために知っておくべき情報を整理しました。

 

・家の場所ごとの浸水深と継続時間

・水害の種類による被害の違い

・ハザードマップの確認方法と活用法

 

荒川氾濫の場合、区北部では最大5m以上の浸水が長期間続く恐れがあります。一方、集中豪雨では石神井川・白子川周辺や低地で局所的な浸水が発生しやすく、短時間でも床上浸水のリスクがあります。台地と低地の境界では土砂災害の危険もあります。

 

過去の水害について知ることも重要です。2024年7月31日に発生した集中豪雨のとき、板橋区付近で約100mmを超える降水量が観測されました。

 

水害リスクについて確認する場合は、板橋区の公式防災サイトで3種類のハザードマップを確認し、自宅の具体的なリスクを把握しましょう。

 

２．豪雨・台風“直後”の安全確認チェックリスト

豪雨や台風が過ぎ去った後は、目に見えない家の不具合が潜んでいることがあります。早期発見・早期対応が二次被害を防ぎ、修理費用の節約にもつながります。このチェックリストを使って、ご自宅の安全点検を効率的に行いましょう。

 

【チェックリスト】

 

外まわりの点検では、基礎の亀裂や外壁のひび割れ（特に0.3mm以上）は雨水侵入の経路となるため、重点的に確認しましょう。シーリング（目地材）の割れも要注意です。ベランダの排水口詰まりや雨樋の外れは次の雨で溢れる原因になります。 

 

室内点検では、天井や窓周りの新しいシミや変色は雨漏りの初期症状です。特に雨の後に現れる湿気やカビ臭は要注意。床の浮きや変形も湿気侵入のサインとして見逃さないようにしましょう。 

 

設備点検と安全確保も重要です。雨水マスの詰まりを放置すると次の雨で逆流の原因になります。また、点検時は感電や転落事故に十分注意し、無理な確認は避け、異常を発見したら速やかに専門業者に相談してください。 

 

株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）は、外壁や屋根の無料点検を行っています。チェックリストで異常を発見した際は、遠慮なくご相談ください。 

 

3.応急処置とNG行動（ブルーシート、防水テープ／屋根に登らない）

水害や雨漏りが発生した際、専門業者が到着するまでの間に被害の拡大を防ぐための応急処置は非常に重要です。しかし、危険を冒してまで行うべきではない行動もあります。ここでは安全に行える応急処置と、避けるべきNG行動について解説します。

 

安全に行える応急処置

応急処置で被害拡大を防ぎ、二次災害を回避するための方法を知っておくことは重要です。ただし、あくまで一時的な対応であることを忘れないでください。

 

・ブルーシートによる応急カバー

・防水テープでの一時的封止

・室内への雨水侵入防止策

 

ブルーシートは屋根や外壁の広範囲な被害に効果的です。使用する際は、風で飛ばされないよう重りやロープでしっかり固定しましょう。サイズは被害箇所より大きめのものを選び、雨水が内部に入り込まないよう、高い位置から低い位置へ重ねて覆うのがポイントです。

 

防水テープは小さな亀裂や隙間の一時的な封止に適しています。ただし、基本的には乾いた面に使用することが条件です。雨天時に濡れた面に貼っても十分な効果は得られません。窓枠周りのシーリング切れや小さな雨漏り箇所などに有効です。

 

室内では、バケツやタオルを使って雨水を受け止め、床や家具への被害拡大を防ぎましょう。電気系統から離れた場所に水を誘導することも重要な安全対策です。

 

絶対に避けるべきNG行動

応急処置をする際には、二次災害を防ぐために避けるべき行動があります。自分の安全を最優先に考え、無理な対応は控えましょう。

 

・屋根など高所への無理な上り

・雨天時の応急処置作業

・電気設備周辺での水作業

 

最も危険なのは屋根に登る行為です。特に雨で濡れた屋根は滑りやすく、転落事故の危険性が非常に高まります。どんなに軽微な被害であっても、屋根や高所での作業は専門業者に依頼しましょう。安全装備なしでの高所作業は命の危険があります。

 

雨が降っている最中の応急処置も避けるべきです。視界不良や滑りやすい環境での作業は事故リスクが高く、また防水テープなどの効果も十分に発揮されません。雨が止んでから安全に行える範囲で対応しましょう。

 

また、水害時は感電の危険性も高まります。浸水箇所の電気設備には絶対に触れず、必要に応じてブレーカーを落とすなどの対応をしてください。

 

応急処置はあくまで一時的な対応であり、根本的な解決にはなりません。必ず専門業者による原因特定と適切な修理を依頼することが、住宅の長期的な安全を確保する唯一の方法です。

 

株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）には、外壁や屋根の劣化に詳しい外壁劣化診断士が在籍しており、さまざまなご相談に対応しています。水害後の状況を詳しく調べてほしいといったご希望がある場合は、遠慮なくご相談ください。

4．ハザードマップの使い方

板橋区では複数の水害リスクに対応したハザードマップが公開されています。これらのマップを正しく理解し、活用することで、災害時の適切な避難行動計画を立てることができます。ここでは各マップの特徴と使い方のポイントを解説します。

 

「荒川氾濫版」と「浸水継続時間版」の違い

荒川氾濫版と浸水継続時間版は、大規模水害に備えるための重要な情報源です。同じ洪水を想定していても、示している情報が異なります。

 

・浸水の深さと範囲の確認

・水が引くまでの時間を把握

・垂直避難か水平避難かの判断材料

 

荒川氾濫版は、3日間総雨量632mmを想定した場合の浸水範囲と深さを示しています。色分けされた浸水深から、自宅周辺が最大どの程度浸水するかがわかります。板橋区北部では最大5m以上の浸水が想定されている地域もあり、2階建て住宅では2階部分まで水没する可能性があることを示しています。

 

一方、浸水継続時間版は同じ洪水でも水が引くまでにかかる時間を示しています。板橋区の低地部では1週間以上浸水が続くエリアもあり、長期避難の必要性や孤立リスクを判断する材料になります。

 

「集中豪雨版（土砂含む）」と他のマップとの違い

集中豪雨版は荒川氾濫とは異なり、局所的な豪雨による影響を示しています。より頻度の高い災害を想定したマップです。

 

・短時間豪雨の局所的浸水リスク

・中小河川の氾濫と下水逆流

・土砂災害警戒区域の確認

 

集中豪雨版は1時間雨量153mm（総雨量690mm）の激しい雨を想定しており、中小河川の氾濫や下水道からの逆流（内水氾濫）による浸水リスクを示しています。荒川氾濫と異なり、短時間で局所的に発生する浸水が特徴で、石神井川や白子川沿いの低地や谷底で浸水リスクが高くなっています。

 

また、土砂災害ハザードマップでは、区内の台地と低地の境界付近にある崖線を中心に土砂災害警戒区域が指定されています。これらの区域では、急傾斜地の崩壊による建物被害リスクがあり、早期避難の判断材料となります。荒川氾濫版では見えてこない別の災害リスクを把握できる重要なマップです。

 

住所×想定シナリオで何が起きやすいかを理解

自宅の住所と各ハザードマップを照らし合わせることで、具体的な防災対策や避難計画を立てることができます。

 

・自宅のリスク特性を総合的に把握

・避難所と避難ルートの事前確認

・発災時の適切な行動計画の検討

 

例えば、板橋区北部の荒川沿いに住んでいる場合、荒川氾濫時には5m以上の浸水と1週間以上の長期浸水リスクがあります。この場合、十分な時間的余裕をもって区外への水平避難が必要になるでしょう。一方、集中豪雨では内水氾濫による床下・床上浸水リスクも確認できます。

 

板橋区南部の台地上に住んでいる場合、荒川氾濫の直接的影響は少ないものの、崖線近くでは土砂災害リスクがある可能性があります。さらに谷底低地では集中豪雨時の内水氾濫リスクも確認すべきです。

 

自宅から避難所までのルート上に浸水想定区域や土砂災害警戒区域がないかも事前に確認し、複数の避難経路を検討しておくことが重要です。各ハザードマップを組み合わせて活用することで、想定される災害ごとの適切な避難行動計画を立てることができます。

 

５．再発防止の5つのポイント

水害被害を防ぐためには、日頃からの予防と適切なメンテナンスが重要です。ここでは、効果的かつコストパフォーマンスの高い5つの対策ポイントを紹介します。これらを定期的に実施することで、水害の再発リスクを大幅に低減できます。 

 

【対策ポイントのまとめ】 

 

これらの対策は優先順位を考えて実施するとより効果的です。排水の適正管理は比較的低コストで効果が高く、年2回程度の点検がおすすめです。特に梅雨前と台風シーズン前の確認が重要です。雨仕舞や雨樋のメンテナンスも多くは自分でできる部分があります。

 

一方、ベランダ防水やシーリングの本格的な補修は専門業者への依頼が安心です。小さな異常を早期に発見し対処することが、大きな被害を未然に防ぐ鍵となります。

 

株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）の「お家の健康診断」では、ビデオカメラによる詳細な撮影で、普段見えない屋根や外壁の劣化状況を記録。小さなひび割れも見逃さず、板橋区の地域特性に合わせた水害対策をご提案します。お気軽に無料診断をご依頼ください。

 

６．費用の目安と保険の基礎

水害対策や修繕にかかる費用は家計にとって大きな負担になりがちです。しかし、あらかじめ費用の目安を知り、火災保険の補償内容を正しく理解しておくことで、経済的な不安を軽減できます。ここでは、一般的な修繕費用と火災保険の活用方法について解説します。

 

費用の目安

住宅の水害対策や修繕にかかる費用は工事内容や劣化状況によって大きく変動します。事前に一般的な価格帯を知っておくことで、予算計画が立てやすくなります。

 

・ベランダ防水のトップコート塗装

・下地補修が必要な場合の追加費用

・全面修繕と部分補修の価格差

 

ベランダ防水のトップコート塗装は、一般的に5～6年ごとのメンテナンスが推奨されています。費用は施工面積や状態により異なりますが、1㎡あたり2,000～3,500円程度が相場です。下地の状態が良好であれば安価ですが、劣化が進行している場合は高額になります。下地から施工する場合は、1㎡あたり4,000～7,500円程度の費用が必要となります。

 

雨樋の修理や排水設備の点検・補修は比較的安価で、数万円程度から対応可能な場合が多いです。現地の具体的な状況に応じた正確な見積りを取得することが重要です。

 

火災保険の基礎知識

火災保険は住宅の災害被害を補償する重要な保険ですが、水害に関する補償内容は契約によって大きく異なります。正しい知識を持って適切に活用しましょう。

 

・風災と水災の補償の違い

・補償対象となる条件の確認

・保険金額と免責金額の関係

 

火災保険では台風などによる「風災」の損害は多くの場合補償対象となりますが、洪水や内水氾濫などの「水災」は特約扱いとなっているケースが一般的です。ご自身の契約内容を確認し、水災補償が含まれているか確認しましょう。

 

水災補償がある場合でも、「床上浸水」や「建物の再調達価額の30%以上の損害」などの条件を満たさないと補償されないケースがあります。また、多くの保険には免責金額（自己負担額）が設定されており、一定金額以下の被害は補償対象外となります。

 

申請の基本と注意点

火災保険を申請する際は、適切な手順と必要書類の準備が重要です。正しい申請方法を知ることで、スムーズに保険金を受け取ることができます。

 

・被害状況の証拠写真撮影

・被害の時系列と見積書の準備

・保険前提の工事契約は避ける

 

保険申請には、被害箇所の写真証拠が非常に重要です。被害発生直後のできるだけ多くの角度からの写真を撮影しておきましょう。修理前・修理中・修理後の経過写真も保存しておくと申請がスムーズになります。

 

被害発生の時系列（いつ、どのような状況で被害が発生したか）を記録し、修理見積書を取得します。見積書は「保険申請用」であることを業者に伝え、適正な金額で作成してもらいましょう。

 

最も注意すべき点は、保険適用を前提とした工事契約は避けることです。申請が必ず通る保証はなく、もし申請が否認された場合には全額自己負担となるリスクがあります。保険会社による調査と承認が完了してから工事契約を結ぶことが安全です。

 

株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）では、住宅の修繕に役立つ火災保険について情報提供とアドバイスを行っています。火災保険の適用範囲と申請条件、保険適用までの流れについて知りたい方は、遠慮なくお問い合わせください。

 

7．相談から工事までの流れと業者の選び方

水害対策や修繕工事をスムーズに進めるためには、適切な業者選びと工事までの流れを理解しておくことが大切です。「業者の営業を強く押し付けられるのでは」「必要のない工事を勧められるのでは」といった不安を解消し、信頼できる業者と納得のいく形で工事を進めるためのポイントを解説します。

 

相談から工事までの流れ

水害対策の相談から工事完了までには一定の流れがあります。この流れを知っておくことで、どのタイミングで何を判断すべきかが明確になり、安心して進めることができます。相談から工事施工までの流れは以下の通りです。

 

1.無料点検の依頼と実施

2.診断報告の受け取り

3.修繕プランと見積りの提示

4.契約と工事実施

 

はじめに業者による無料点検を依頼し、状況を把握します。専門家による目視確認や簡易検査で住宅の状態を正確に把握できます。次に受け取る診断報告では、写真付きで問題箇所についてわかりやすく説明してもらいます。

 

その後、「最低限必要な修繕プランA」と「予防も含めた総合対策プランB」のような複数の選択肢から、予算や優先度に応じて最適なものを選択します。契約後は工事実施、完了後の確認、メンテナンス方法の説明まで一貫したサポートを受けられるのが理想的な流れです。

 

業者の選び方

信頼できる業者を選ぶことは、満足のいく工事結果を得るための最も重要なポイントです。以下の基準を参考に、納得のいく業者選びを行いましょう。

 

・写真付き診断報告の提供

・修繕の必要性と根拠の明確な説明

・相見積もりを歓迎する姿勢

・地域特性の理解

 

信頼できる業者を選ぶには、写真付きの診断報告を提供してくれるかがポイントです。問題箇所を視覚的に示し、素人にもわかりやすく説明してくれる業者は信頼性が高いといえます。また、修繕の必要性について技術的根拠を丁寧に説明し、優先順位を明確にしてくれることも重要です。

 

「今すぐ契約を」と急かさず、相見積もりを歓迎する姿勢も誠実さの表れです。さらに、板橋区の地域特性（水害リスクや建物特徴）を理解している地元業者を選ぶことで、より効果的な対策を期待できます。

 

株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）では、納得の工事選びをサポートするため、最大5つの見積もりを比較提示いたします。価格だけでなく、施工内容や保証内容の違いが一目でわかり、予算に合った最適な選択が可能です。詳しくは、株式会社英（プロタイムズ板橋徳丸店）までお問い合わせください。

 

 

8．プロタイムズ板橋徳丸店のサポート

 

プロタイムズ板橋徳丸店では、板橋区特有の水害リスクを熟知した専門家が、お住まいの水害対策を総合的にサポートします。地域密着だからこそ提供できる高品質なサービスで、お客様の大切な住まいを守るお手伝いをいたします。

 

板橋区の地形・河川・浸水履歴をふまえた点検メニュー

板橋区特有の水害リスクを考慮した、きめ細かな点検メニューをご用意しています。単なる一般的な点検ではなく、地域特性を踏まえた専門的な視点でお住まいを守ります。

 

・荒川氾濫リスクに対応した外壁点検

・石神井川・白子川近隣の内水氾濫対策

・崖線周辺の土砂災害リスク評価

 

板橋区の北部低地は荒川氾濫の影響を受けやすく、外壁の水密性が特に重要です。また、石神井川・白子川沿いでは内水氾濫リスクが高いため、排水設備の点検が欠かせません。

 

板橋区は地形的に多様で、荒川沿いの低地、石神井川・白子川流域、台地と低地の境界部分など、場所によって水害リスクが大きく異なります。地域特性を考慮した点検により、お住まいの立地に応じた最適な水害対策を提案いたします。

 

緊急時の応急対応+その後の修繕の段取り

水害や台風被害が発生した際の緊急対応から、その後の本格的な修繕まで一貫してサポートします。いざという時に頼れる地域のパートナーとして、お客様の住まいを守ります。

 

・24時間対応の緊急サポート体制

・ブルーシート設置・応急止水処置

・保険申請サポートと恒久的修繕計画

 

雨漏りが発生した場合、ブルーシート設置や応急止水で緊急対応した後、原因調査を実施。保険申請のサポートを行いながら、最適な修繕プランを提案し、スケジュールに沿って恒久的な修繕工事を実施します。

 

９．まとめ

 

今回は、板橋区の水害と住宅の関係について解説しました。板橋区は荒川の氾濫リスクや集中豪雨による浸水、土砂災害などさまざまな水害リスクがあります。災害に備えるためには、お住まいの場所ごとのリスクを把握し、適切な対策を講じることが大切です。

 

豪雨や台風の後は外まわり・室内・設備の安全確認をし、応急処置が必要な場合は安全を最優先に行いましょう。また、定期的な排水設備の点検や雨どいの清掃など、日頃からのメンテナンスが再発防止には効果的です。

 

もしもの時に備え、火災保険の補償内容も確認しておくことをお勧めします。家の状態が気になる方は、まずは無料点検からお気軽にお申し込みください。